デスク環境を整えるのが好きな人なら、一度は「もっと手元を使いやすくできないか」と考えたことがあるはず。
モニターやチェア、デスクなどの大きなアイテムはもちろん重要ですが、実際に毎日触れるのはキーボードやマウス、ノート、スマートフォンといった手元の道具です。そのため、作業効率や快適さは手元のレイアウトによって大きく変わります。
そんな中で気になっていたのが、GrovemadeのStudio Pad。
一般的なデスクマットとは異なり、小物やスタンドを置くためのプラットフォームとして設計されており、デスクを整理しながら作業効率を高められるのが特徴です。今回は実際にStudio Padを導入してしばらく使ってみたので、サイズ感や使用感、良かった点・気になった点を詳しくレビューしていきます。
製品概要|サイズと基本スペック
Studio Padとは?

Grovemade Studio Padは、デスクマットとガジェットスタンドを融合させたプレミアムなデスクアクセサリーです。キーボードやマウスの操作スペースを確保しながら、iPadやスマートフォン、小物類をすっきり収納できる設計が特徴です。
ケーブルマネジメント機能も備えており、デスク環境を美しく整えたいユーザーに人気のアイテムです。
サイズ展開

Studio Padのサイズは1種類のみで、幅約96.5cm×奥行約35.9cmです。フルサイズキーボードとマウスをゆったり配置できる広さを確保しながら、iPadやスマートフォンを立てかけられるスタンド機能も備えています。
| 項目 | サイズ |
|---|---|
| 幅 | 96.52 cm |
| 奥行き | 35.88 cm |
| スタンド部分の高さ | 3.49 cm |
| スタンド部分の奥行 | 1.91 cm |
| ケーブルスリット幅 | 1.91 cm |
| ケーブルスリット高さ | 0.64 cm |
Grovemadeで一番メジャーなデスクシェルフの収納部分にすっぽり収まるサイズ感になっています。
開封と設置
開封

さっそく到着したStudio Padを開封します。到着時に関税として1,900円を支払いました。
Studio Padは通常のデスクマットと異なって丸まらないため、そのままのサイズのダンボールが届きます。横幅90cm×奥行40cmの製品を包むダンボールなので、結構大きいです。


梱包はダンボールが2重、更にクッションペーパーで包まれていて厳重。問題なく綺麗な状態で届きました。海外からの発送なのもあり、たまに配送でダメージがついてしまう場合があります。私も過去に別製品で配送ダメージがついてしまったことがありましたが、Grovemadeはしっかり対応してくれました。

Grovemadeは天然木を使っているので木目も届いた製品により様々。今回届いたものはかなり迫力があって格好良いです。Grovemadeの製品は沢山所有していますが、どれも迫力のある木目なので、意図的にそういう部分を採用していたりするのでしょうか?分かりませんが、木目の格好良さはGrovemadeの好きな部分の一つです。
設置

さっそくGrovemadeのStudio Padをデスクに設置してみました。基本的には好きな場所に置くだけです。
と、思いましたがコードを通す穴が2か所にあります。ガジェットを置く予定の場合はコードを通すことが可能です。今回はStream Deckのコードを通しました。

Stream Deckは元々デスクシェルフにマウントしていましたが、Studio Pad導入に伴い手元に移動することに。Studio Padと干渉しなくなりますし、デスクシェルフの収納性も元に戻りました。Stream Deckも手元に近づいて使いやすくなったので、これが一旦最適解かと思っています。


【レビュー】Grovemade Studio Pad
デスクの格を上げる、Grovemadeらしい佇まい

まず最初にこの製品のデザインの部分に触れていきます。私としては、この製品を選ぶ一番の理由は高級感のある見た目×機能性から感じるデザインの美しさなんじゃないかと思っています。

今回選んだ「Matte Studio Pad」は、通常のStudio Padと異なり、マット部分がウールではなくリノリウムを採用しているモデルです。全体はブラックのリノリウムをベースとして、上部にはレールのようなカーブを描く凹加工されたウォールナットが目を惹きます。
筆者は元々GrovemadeのMatte Desk Padを使っており、以前から感じていましたが、リノリウムは自然素材ならではの温かみと高級感が同居している独特な雰囲気を持っています。

そしてStudio Padの大きな特徴である、ウォールナットの小物置き部分。迫力のある木目で、ブラックのリノリウムの上で大きな存在感を放っています。丁寧な処理がなされており、どの角度から見ても美しいです。

そしてこれらのリノリウムとウォールナット素材を支えているのが、1枚のアルミです。平らでかつ重さのあるこのアルミのお陰で、Studio Padは届いた時から真ったいら。丸みはありません。

アルミの奥に当たるフィニッシュ部分は折り曲げてあり、ガジェットやステーショナリーを立てかける「スタンド」として使えるようになっています。デスクマットの全体をアルミにする発想は今までの製品にはなく、デスクマットとは思えない重厚感を感じられます。実際、約2.3kgと重いです。

置くだけでデスクの見た目を美しくまとめてくれる、他のデスクマットにはない見た目のアイテムです。

【作業効率アップ】小物置きやスタンド機能で、全て手元で完結
手元に置いて、立てかけて。手元での作業効率が大幅アップ
Studio Padは、普通のデスクマットとは少し異なります。ペンやイヤホンなど、作業中によく触るものを手元に置いておけるスペースと、タブレットやノートを立てかけられるスタンド部分があるのが大きな特徴です。

この「置く」と「立てる」が同時にできるのが、思っていた以上に便利でした。収納が増えるわけではないし、隠せるわけでもないんですが、しまわずに手元で整えられるという距離感がちょうど良いです。
何というか、作業の効率を落とさないまま見た目はミニマルに、綺麗にまとめ上げてくれる感じ。

何かしらの作業をする時、ちょっとした動作でも面倒な時があります。例えばペンを取り出すとか。小物類を引き出しなどにしまっていると見た目は整いますが、作業する時の出し入れが面倒になります。
Studio Padの場合、ペンを取る、メモを見る、スマホを確認するといった一連の動作が手元で完結するので、作業の効率アップを確実に感じられました。何か作業に集中しているときほど、Studio Padの有用性を大きく感じることができます。

先にも書いた通り、デスクシェルフと違って収納力は増えません。あくまで作業を補助するデスクマットという印象で、そのあたりが収納性を上げるデスクシェルフとの明確な違いになってきます。
配線孔を使って配線もすっきり整理
最初のセットアップの際にも触れていますが、Studio Padはケーブルを通せる構造になっていて、手元でガジェットを使う場合に配線の整理がしやすくなっています。

配線を完全に隠せるわけではありませんが、通常のデスクマットと比べると目立たなくなり、見た目はスッキリ、ミニマルに。

筆者の場合はデスクシェルフと併用することでより配線は気にならなく出来ています。または、デスク下から配線を伸ばせるGrovemadeのデスクとの組み合わせるとより綺麗にできるようです。
奥行のあるデスクでStudio Pad1枚の場合は、デスク奥から伸びてくる配線がちょっと気になるんじゃないかなと思いました。
作業中以外でも、日々のガジェットの置き場所として最適!

Studio Padは作業中の効率をアップすることはもちろんですが、常時でもガジェットの置き場所として最適です。
通常のデスクマットの場合は小物をそのまま置くとどうしても散らかってる感が出てしまいますが、Studio Padは小物を置く場所、立てかける場所があるので、用意された場所にペンやイヤホンを置いておけば整っているデスクに見えるのです。
この当たりが普通のデスクマットとの大きな違いで、見た目を整えたまま手元にモノを沢山置けるのが嬉しいです。
圧迫感が出ず、奥行きがないデスクでも使える救世主
Studio Padの良い所は、デスクに圧迫感を出さずに機能性をプラスできるところです。
これまでGrovemadeのメインの選択肢であった「デスクシェルフ」と比べて、収納性はないものの、デスクに圧迫感が出ない上、奥行が狭めのデスクでも使用することが可能です。
奥行があるデスクを使用しているユーザーはデスクシェルフにタブレットやStream Deckをマウントしている方が増えた印象がありますが、奥行が狭めの場合はデスクシェルフを置くことが自体が難しい。
でも、Studio Padであればデスクシェルフのようにモニター下のスペースを占有せず、「小物を置くスペース」と「小物を立てかけるスタンド」を空間にプラスしてくれます。つまりStudio Padはデスクの空間デザインとしては今までになかった、新たな選択肢となる製品です。
デスクシェルフといい、やっぱりGrovemadeはゲームチェンジャーだなと思います。
移動しやすく、でも滑らない。傷も防ぐコルク製の裏地
Studio Padの裏面はコルクで出来ていて、Studio Padを置くデスク本体を傷付けないようになっています。
また、コルクは普段の使用時は滑らないものの、Studio Padを動かしたいと思った時にはスライドできるような絶妙な塩梅の滑り止めが効いていて、使っていてストレスがありません。
特にStudio Padは重さがあるので、普通にキーボードやマウス操作をしていてズレることは皆無。好みのポジションで安定して使用することが出来ました。
マウスが滑りやすく文字が書きやすいリノリウムを採用

今回選んだリノリウムのモデルのメリットとしては「マウスが滑りやすい」「文字が書きやすい」といったことが上げられると思います。ウールとリノリウムの違いについては以前の記事で触れているので、モデルを選ぶ際の参考にしてください。

ただし価格が高額なのもあり、筆者の場合は別途リノリウムのマウスパッドを敷いてマウスを使っています。

リノリウムは基本的に丈夫ですが、長期間使うと流石にその部分だけ質感が変わってくるので、長く綺麗に使いたいなら別途マウスパッドを足すのがおすすめです。私の場合は他社ですが、Wooden JAPAN匠一松さんのモノを使っていて、割と安価ですがGrovemadeに劣らない質感でおすすめです。

ほこりが目立つ&掃除の手間が増えるデメリットも
良い所しかないように見えるStudio Padですが、デメリットもあります。一番面倒なのが、掃除です。

ただのデスクマットと異なって凹凸があるStudio Padは、掃除がかなり面倒です。ブラックでかつフラットな素材なのもあり、ほこりはトップレベルに目立つので、日々の掃除はマスト。
取り合えず気づいた時に除電ブラシでザっと拭くのが楽でおすすめです。
デスクシェルフユーザーから見たStudio Pad
ここからは、長年のデスクシェルフユーザーの視点からみた、Studio Padとデスクシェルフの違いにフォーカスしていきます。
また、併用したパターンやStudio Pad単独で使用した感想についても私の視点からレビューしていきます。
役割はまったく違う

まず初めに、Studio Padとデスクシェルフは役割が全く異なる点に注意が必要です。
Studio Pad
拡張性のあるマット。手元での作業に便利
デスクシェルフ
モニターの目線上げ、収納性を増やす
作業の効率を上げてガジェットの居場所を作ってくれるのがStudio Padで、モニターの高さを上げてモニター下のスペースを有効活用するのがデスクシェルフという位置づけ。
例えば収納が少ないユーザーであればデスクシェルフの方がメリットが大きいですし、収納はそこまでだけど圧迫感を出さずにアイテムの置き場所が欲しい、なんて方の場合はStudio Padがピッタリです。
Studio Padの単独使用はおすすめか?
結論、収納が既に十分あるのであればStudio Padの単独使用はかなりおすすめです。
- デスクに圧迫感が出ない、奥行きが狭いデスクでも使える
- よく使うアイテムを手元に置ける
- シェルフによくマウントするデバイス(モバイルモニター等)を立てかけられる
デスクシェルフは収納を増やしますが、デスクの奥行きが必要で、圧迫感を感じやすいです。お使いのデスクに既に収納があるなら、定番のデスクシェルフを選ばずにStudio Padのみを単独導入するのは非常に理にかなっていると思いました。
デスクシェルフとStudio Padを併用するとどう変わる?

では、デスクシェルフとStudio Padの併用はどうでしょうか?実際に試してみた結果、良いところも悪いところもありました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 併用で迫力のある見た目に Studio Padをフレキシブルに利用できる 収納性の向上と、手元での作業効率アップを両立できる | デスクに圧迫感が出る Studio Padに立てかけたアイテムが、デスクシェルフの邪魔になる |
基本的にはStudio Padとデスクシェルフそれぞれのメリットが得られるため便利です。普段は小物をデスクシェルフにしまっておき、集中して作業する時はStudio Padに配置するといった運用が可能なので、それぞれの良い所取りができます。
通常のマットと同じくデスクシェルフの下段にStudio Padを隠して、一旦デスクのスペースを広く確保するといった使い方も問題なく可能でした。手元で本を読んだりしたい時にガジェットまるごと動かせるので楽です。
圧迫感はデスクシェルフ単体よりも出やすくなるため、より広いデスクが必要になる印象です。ちなみに、筆者のデスクは175cm x 75cmです。デスクシェルフ+Studio Padの運用を余裕を持ってするなら、最低でも奥行き75cmは必要じゃないかなと思いました。70cmでも入ると思いますが、余白がほぼなくなりそうです。
最も気になったポイントは、配置の仕方によってはデスクシェルフからモノを取り出そうとしたときに、Studio Padに立てかけたアイテムが邪魔になってしまうということ。常にStudio Padにモノを立てかけるような想定をしているなら、デスクシェルフとの併用は要注意。
【まとめ】Grovemade Studio Padレビュー|整えるだけじゃない、作業効率を上げるデスクマット

Grovemade Studio Padは、単なるデスクマットではなく、手元の作業環境そのものを最適化してくれるアイテムでした。
スタンドや小物を手の届く範囲にまとめられるため、作業中の無駄な動きが減り、デスクの使い勝手が大きく向上します。特に奥行きが限られたデスクでも圧迫感なく使える点は、他の大型デスクシェルフにはない魅力です。
また、コルクとリノリウムを組み合わせた素材は見た目の上質さだけでなく、書き心地や使い心地にも優れており、毎日触れるデスク環境の満足度を高めてくれます。
一方で、ほこりが目立ちやすいことや、単体では収納力に限界があるなど気になる点もあります。しかし、それらを踏まえても、「デスクを整えながら作業効率も上げたい」という人には十分おすすめできる製品です。
特にGrovemadeのデスクシェルフユーザーや、ミニマルなデスク環境を目指している人にとっては相性抜群。デスクをもっと快適な作業空間にしたいなら、Studio Padは有力な選択肢になるはずです。

