PC用に手頃な価格でスピーカーが欲しく、1万円強で購入でき、ネット上でのレビューも概ね好評だったBoseのCompanion 2 Seriers IIIをポチりました。
それなりの音質を求めつつも、場所をとりすぎないスピーカーで、なおかつ安っぽくないモデルを探していたのですが、結果的にそのニーズにハマったベストな選択になったと思います。
在宅で使うならそれなりに品質の良いものが欲しいですよね
デザインと機能性
電源ケーブルと左右のスピーカーをつなぐ音声ケーブル、PCからの音声入力のケーブルで合計3ケーブルの接続が必要になります。それぞれのケーブルは付属しており、基本的にそれぞれの端子をケーブルでつなげばセットアップ完了です。
デザインはブラックを基調とした、普遍的な人を選ばないデザインとなっています。
ブラックの中にホワイトでBoseのブランドロゴが程よいバランスで配置されており、シンプルながらも安っぽさは感じません。いい意味でベーシックなデザインで、Boseらしい、違和感なく部屋に馴染むデザインとなっています。
本製品は外付けのアンプはないので、基本的には2つのスピーカーを置く場所があれば設置できます。場所をとりすぎないサイズ感と冒頭に書きましたが、PCのスピーカーとして使うにはそれなりに大きめのデスクを使っていないと奥行が少し窮屈かなという印象です。また、ディスプレイもそれなりに大きめなものを使用していた方が見た目のバランスが取れると思います。スピーカーそれぞれのサイズは高さ19 cm、幅8cm、奥行15cmです。
写真は34インチのウルトラワイドディスプレイと並べてあるところ。ディスプレイが気になる方はこちらの記事を。
この製品の入力端子はAUX入力が2つに、出力端子はヘッドフォンジャック1つとなっています。この入出力端子と併せて音量調節のつまみがあるシンプルな構造です。入出力端子と音量ダイアログは右スピーカーに全てまとめられています。
スピーカーのヘッドフォンジャックは個人的には必須です。卓上で有線のイヤホンを繋げたい場合に、PC本体につなげる場合と比べて圧倒的にアクセスがよくなるためです。PC本体と距離がある場合、そもそもイヤホンが届かなかったりする場合もあるので、ヘッドフォンジャックがついていると一気に便利になります。
個人的には、以前は夜に音楽を聴く際はスピーカーに有線のイヤホンを挿していました。最近はワイヤレスヘッドフォンを導入したのであまりそういった機械は減りましたが、やはりあるに越したことはありません。ワイヤレスヘッドフォンの紹介はこちら。
音量調節のつまみが物理的にあると、すぐに音量調節でき利便性が向上します。サイトや動画によって音量が全く異なるのはよくある話で、いきなり大きい音声が出た場合などに、OS側で音声を調整するよりもとっさに変更がしやすいです。また、普通に使っている場合でも微調節がしやすいです。私の場合は、テレワーク中はこれを使って音楽や作業用音声を流しつつ、通話が来たらすぐに切るといった運用が出来ています。
音質について
音質ですが、特に低音が良く出ており、この価格帯とは思えない迫力のある音が楽しめます。ディスプレイ標準のスピーカーは最低限で、低音はほぼ出なかったりするので、元々スピーカーを使っていなかった方などは特に全く違う音を楽しめると思います。
一方で、逆説的に言うと少し低音が強すぎと感じる事もあります。特にバスの音が強調されて聴こえるため、このスピーカーで長時間に音楽を聴いていると耳が疲れやすいです。別途イコライザを使うことである程度調整は可能ですので、必要に応じて調節するとよいと思います。。私の場合は低音を少し弱くしています。
保証と耐久性
このスピーカーの保証期間は1年です。私は使用しはじめて3年目になりますが、今の所不具合は特にありません。スピーカー本体よりもむしろ、ケーブルの方が故障リスクが高いように思います。私は基本的にPC横に固定して設置しているので動かさないですが、動かす機会が多い場合はケーブルに気を使った方がよさそうです。
音量調節のダイアログについて、私は音量調節のメインをこのダイアログで行っていますが、こちらについても全く調子が悪くなる気配はありません。
総評
全体的にこの価格を踏まえるとコストパフォーマンスに優れたスピーカーだと思います。1万ちょっとくらいお金を出して良い音を楽しみたい人に非常におすすめ。逆に予算を更に下げてしまうと、結局ノイズを感じたり、音質に不満が出てくるように思います。