在宅ワークや副業で、1日8時間以上デスクに向かうことが当たり前の時代。そんな現代において、「疲れにくい椅子」は仕事効率に直結する最重要アイテムです。
この記事では、クラウドファンディングで話題の高機能ワークチェア「Rasical Chair Elite」を実際に使ってみたリアルな使用感を紹介します。
調整機能・座り心地・組み立てやすさ・メリットデメリットなど、徹底レビューしていきますので、椅子選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

Rasical Chair レビュー。自由に調整できて、長時間座っても疲れにくい高機能チェア
最初にまず結論。メリット/デメリットを簡潔に紹介
この記事ではRasicalの新ワークチェア、「Rasical Chair Elite」をレビューしていきます。
結論、Rasical Chair Eliteは長時間座っても疲れにくい、調整機能が圧倒的に充実した高機能チェアです。

- メッシュ素材&独立ランバーサポートの快適な座り心地
- 7Dアームレストなど非常に高い調整機能。低身長にも対応
- アルミフレーム×メッシュのモダンなデザイン
- フルメッシュで蒸れにくい
- リラックスタイムにも対応するリクライニング機能・フットレスト
- ハンガー付きでジャケットを掛けられる
- 組立てが簡単
- キャスターがスムーズに動く
- ハンガーとフックが使用可能
- 価格がやや高め
- 調整機能は意図せず動いてしまいやすい
7Dアームレストや4Dヘッドレストといった革新的な調整機能に加え、基本的な調整項目もしっかり備わっており、自分の体格にぴったり合わせやすいのが魅力です。自然と正しい姿勢が取りやすく、長時間座っていても疲れにくいため、集中力を求められる作業に最適なチェアです。
さらにリクライニング機能とフットレストを使えば、作業の合間にしっかりとリラックスも可能。集中と休憩、どちらにも対応できる快適性の高いチェアです。
アルミフレームとフルメッシュの組み合わせによる高いデザイン性で、オフィスはもちろん自宅のデスクにも馴染みます。総合的に見て、以下のような条件に当てはまる方に特におすすめです。
- 長時間のデスクワークや在宅勤務を快適にこなしたい人
- 自分の体格に合わせて、細かく椅子を調整したい人
- 映画鑑賞やゲームなど、デスクでのリラックスタイムも楽しみたい人
- 椅子の機能性だけでなく、デザインやインテリアにもこだわりたい人

この記事では、実際に使って感じた使用感やメリット・デメリットを、写真付きで詳しくレビューしていきます。


Rasical Chairとは?
特徴:人気チェア「GrowSpica」を進化させたプレミアムチェア
Rasical Chairは人気チェアである「GrowSpica」の調整機能や座り心地を進化させ、弱点であった部分を改善したプレミアムチェアになっています。
7Dアームレストに4Dヘッドレスト – 非常に細かな調整機能
Rasical Chairの大きな特徴が非常に細かな調整機能です。特に7Dアームレストや4Dヘッドレストといった、新次元のチューニング機能が特徴的です。




また、リクライニングや座高調整、座面スライドが一本のレバーで操作できるのも特徴的。


リラックスタイムも支えるリクライニング機能やフットレスト
Rasical Chairは最大130度のリクライニング機能や収納型のフットレストを備えています。集中作業だけでなく、ゲームや映画鑑賞といったリラックスタイムにも耐えうる柔軟性が特徴的です。


フルメッシュ × アルミフレームのお洒落なデザイン
Rasical Chair Eliteはフルメッシュ × アルミフレームを採用した、スタイリッシュなデザインが特徴的。オフィスや自宅になじむ、おしゃれなデザインになっています。


公式スペック
Rasical Chair Eliteの公式発表スペックは以下の通りです。


寸法・調整範囲
各サイズは以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
外寸 | 幅52.3 × 奥行65.5 × 高さ103.5〜128.4cm |
座面高さ | 44.0〜55.5cm |
アームレスト高さ | 60.3〜78.3cm |
座面サイズ | 幅52.5 × 奥行37〜45cm(7cm / 6段階) |
ヘッドレストサイズ | 幅34 × 奥行22.5〜25cm |
脚サイズ | 半径34cm |
キャスターサイズ | 直径6.5cm |
各部調整機能
各調整機能は以下の通りです。
部位 | 調整内容 |
---|---|
ランバーサポート | 奥行き2.5cm(4段階) |
ヘッドレスト | 高さ4.8cm(9段階)、前後3.8cm(4段階)、上下角度:後70°/前63°(各4段階) |
背もたれ | 高さ7cm(14段階)、リクライニング97〜130°(4段階) |
アームレスト | 高さ7.2cm(8段階)、前後6cm(6段階)、角度20°、水平360°×2、左右調整可能 |
座面 | 奥行き調整7cm(6段階) |
素材
使用されている素材は以下の通りです。
部位 | 素材 |
---|---|
張地 | プレミアムフィットメッシュ |
フレーム | ポリマーナイロン+ガラス繊維+ポリプロピレン+アルミ合金 |
アームレスト | ポリマーナイロン+ガラス繊維 |
ハンガー | ポリマーナイロン+ガラス繊維 |
脚部 | アルミ合金 |
キャスター | ポリマーナイロン+PU(CFCsなし) |
シリンダー | 4級クラス(ガスシリンダー) |
重量・梱包
製品の重量と梱包サイズ等は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
本体重量 | 約24.9kg |
耐荷重 | 135kg |
梱包重量 | 約31.6kg |
梱包サイズ | 830 × 630 × 530mm |
開封と組立て


Rasical Chairを開封。とても丁寧な梱包と分かりやすい説明書
それでは早速Rasical Chairを開封していきます。Rasical Chairの特徴として、梱包が非常に丁寧で説明書が分かりやすいです。
Rasical Chairの付属品は以下の通りです。


- チェア本体
- 組立て用の工具
- 作業用の傷防止マット
- 作業用の手袋
- 説明書・保証書
チェアの大部分である座面~背もたれが届いた時点でほぼ完成しているため、付属品の数が少なめになっています。
【わずか6ステップ】工具の用意不要!簡単組立て


Rasical Chairの組立ては非常に簡単で、わずか6ステップ。別で工具を用意する必要はありません。さっそく組立ての様子を紹介します。
ちなみにMakuake(マクアケ)のページに10分で組立て可能と記載がありましたが、これは相当チェアの組立てに慣れている”手練れ”の方がタイムアタックに挑むかのように準備して計測された数値だと思います。普通に開封して手順書を読みつつ、梱包材を片付けながら作業すると約30分ほどかかりました。※それでも十分楽な範疇だと思います。


ベースにキャスターとシリンダーを取り付けます。グっと差し込むだけです。


STEP1で完成したベースに本体を差し込みます。寝かせたまま作業しましょう。本体が重いのと、持ち上げる時に背もたれが可動するので手を挟んだりしない様に注意しましょう。


寝かせたままアームレストを取り付けます。左右それぞれネジ2か所で止めます。アームレストに左右の概念はありません。稼働が自由すぎるRasical Chairのアームレストゆえです。
ちなみにこの工程、アームレストはしっかりと真っすぐさしたまま限界までねじを回すようにしましょう。丁寧にやらないと、アームレストが斜めになるなど、歪みがでやすいように感じました。
この工程に関しては二人でやった方が綺麗に仕上げやすいかもしれません。


チェアを起こしてフットレストを差し込み、ねじで固定します。


ハンガーを使わない場合はこの工程でハンガーを取り外します。ジャケットを掛けたりしない場合は、チェアの横を通るときに引っ掛かったりすることが無くもないので外しても良いかもしれません。


最後に背もたれにヘッドレストを取り付けて完成です。この工程は前モデルの「GrowSpica」シリーズではかなりコツが必要で難しい工程でしたが、今回は特にコツも必要なくスッと取り付けられるように改善されていました!
以上で完成になります。非常に簡単で、一人でも問題なく作業できました。




【レビュー】Rasical Chairに実際に座ってみた感想
ここからはRasical Chair Eliteを実際に座ってみた感想を紹介します。
【デザイン】メッシュとスタイリッシュなアルミフレーム


まずはデザインを見てみましょう。スタイリッシュさが強く、無駄のない洗練された印象があります。
「Rasical Chair Elite」はチェアのフレームにアルミを採用しており、無機質でモダンな雰囲気を感じさせてくれます。背もたれや座面はブラックのメッシュで構成されていて、アルミとコントラストが効いていてとても格好良いです。




全体がメッシュのおかげで清涼感のある軽めな印象になっていて、高級感をしっかりと確保しながらも重苦しい雰囲気にはなっていません。


背面は若干ゴツゴツとした造形をしていて、若干ゲーミングチェアっぽいような、はたまたゲーミングチェアともまた少し違うような「メカ」っぽい印象を受けるデザインです。背面からの見た目は好みが若干分かれるかもしれません。
とはいえゲーミングチェアのような派手な色使いや「レーシング」なデザインではないため、オフィスやリビング問わず、空間に馴染ませやすいデザインだと感じました。


全体的なデザインは前作である「GrowSpica Elite」とほぼ変わっていないものの、レバーの質感が変更されているなど、細部のアップデートによってより洗練されています。
【座り心地】長時間座っても疲れない!柔らかさと反発力が共存するメッシュ


次にRasical Chair Eliteの「座り心地」にフォーカスしてみていきます。
結論、適度な反発力で良い姿勢の維持をサポートしてくれるため、長時間座っても疲れにくいです。


メッシュは固すぎず柔らかすぎない、丁度良い塩梅のメッシュを採用。バランスの取れた固さで良い姿勢を保ちたい時はしっかりと支えてくれるし、リラックスしたい時にはある程度ゆったりできる柔軟さがあります。


前作である「GrowSpica Elite」のメッシュは固めでしたが、今作は柔らかさがプラスされていてより座り心地がアップグレードしています。
座り心地が良い理由の一つに座面の工夫があります。Rasical Chair Eliteの座面は前方に向かってカーブを描くようになっていて、座った際に太ももに圧迫感を感じにくくなっています。




独立しているランバーサポートは柔軟に動き、腰をがっちりとサポートしてくれます。良い姿勢を保ちやすくなっていて、腰に悩みがある方にもおすすめです。


ランバーサポートは前方に4段階、最大で2.5cmほど前方に突き出せるため、前傾姿勢で猫背になってしまうような場合でも腰をしっかりとホールドしてくれるのが嬉しいポイントです。


実際に在宅ワークやブログ作業で長時間利用してみた所、腰が痛くなったりせず快適に作業を進めることができました。
【調整機能】細かな調整で体にフィット。長時間の集中作業をサポート
次にRasical Chairの大きな特徴である調整機能をチェックしていきましょう。
4Dヘッドレスト
ヘッドレストはよくある「高さ・角度」に加えて「前後・関節」も動く4D仕様になっています。特に個人的には「前後」に動かせるのが大きなメリットに感じました。


筆者はこれまで沢山のチェアに座ったり、レビューした経験がありますが、「高さ・角度」のみのヘッドレストの場合、ヘッドレストの前後位置が合わないとどう調整しても「邪魔なヘッドレスト」になってしまう懸念があります。特に前方に突き出たヘッドレストの場合、良い姿勢で座りたいはずなのに強制的に前傾姿勢にされてしまうような場合もありました。




Rasical Chair Eliteのヘッドレストは自由度が非常に高く、「頭を預けたい時に預けられる」「預けたくない時には邪魔をしない」ような理想的なポジションに配置が可能です。
お好みで頭を支えたり首を支えたりすることも可能になっています。
7Dアームレスト
Rasical Chair Eliteで最も特徴的な7Dアームレスト。これがびっくりするほど動きます。高さや前後位置はもちろん、横の角度や縦の角度まで変更することが可能で、ほぼ自分の座り方にあった理想的なポジションにアームレストを配置することが可能です。


背もたれ側に限界まで寄せてみたり、細身の方でも近づけてみたり。反対に遠ざけてみたり。とにかく無制限にグリグリ回ります。




特にPC作業時では適切な位置にアームレストが来るだけで疲労が軽減され、集中力が段違いです。
Rasical Chairはアームレストを跳ね上げることも可能です。この手の「跳ね上げ」ができるアームで気になるのが、肘で体重を掛けた際に意図せずに跳ね上げってしまってストレスになること。Rasical Chairのアームは、意図的に跳ね上げようとしなければ跳ね上がらない絶妙な固さになっていて素晴らしいです。




アームレストに肘を置かず、デスクに腕を置くような座り方をする方でも、グリっとアームレストを回転させればアームとデスクが干渉しないように設定できます。このように使い方に合わせて無制限に動かせる、自由度の高いアームレストです。


ちなみに可動が無制限ゆえに、アームレストに左右の概念はありません。組立て時はどちらのアームレストをどちら側につけてもOKです。
その他、背もたれの高さや座面の前後調整、ランバーサポートの調整が可能


4Dヘッドレストや7Dアームレストは新機能として目立つ調整機能ですが、それだけではありません。
背もたれの高さを14段階で調節 / 座面前後7cmで調整 / ランバーサポートの前後調節 といった、チェアの座り心地を左右する重要な部分の調整機能を一通り備えています。
例えば、チェアの座面が広くすぎると太ももが当たってしまうし、背もたれの位置が合っていないと結局ランバーサポートの効果が薄れてしまいます。安価なチェアだとこの辺りの調節機能は省かれていて、自分にあったものを見つけるのは実感として中々難しいです。
Rasical Chairでは調節機能を使うことで、自分の体にあった理想の形にチェアを調整することができます。
【リラックスにも】リクライニングとフットレストで快適な自分時間を
集中作業向けに見えるRasical Chair Eliteですが、リラックスタイムにもおすすめです。
リラックスタイムで活躍する大きな理由は以下の二つ。
- 前作より柔らかくなったメッシュ生地
- 肘も一緒に倒れる、4段階のリクライニング機能
- 好きな位置に脚を置ける格納式のフットレスト
Rasical Chairは4段階、最大130度のリクライニングが可能。




前作よりもメッシュが柔らかめになったことによって、リクライニング時の快適さが大幅に向上しました。
チェアをリクライニングすると、アームレストもリクライニング角度に合わせて傾くようになっています。これによって、リクライニング中も肘をアームレストに預けておくことができ、とても快適です。


また、格納式のフットレストを使うとソファのように足を伸ばしてリラックスできます。格納式なのでオットマンなどと違って、普段は場所を取らないのが嬉しいポイント。




リクライニングとアームレストを使って体をチェアに預けると、映画鑑賞やゲームといったリラックスタイムでも快適に過ごすことができます。
他にも、前述の座面前後調整機能で座面を広めに取ることで胡坐をかくことも可能です。(ワークチェアとしては正しい使い方ではありませんが)
Rasical Chairのメリット・デメリットを解説
筆者が感じたRasical Chair Eliteのメリットとデメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
メッシュ素材&独立ランバーサポートの快適な座り心地 7Dアームレストなど非常に高い調整機能。低身長にも対応 アルミフレーム×メッシュのモダンなデザイン フルメッシュで蒸れにくい リラックスタイムにも対応するリクライニング機能・フットレスト ハンガーとフックが使用可能 組立てが簡単 | 価格がやや高め 調整機能は意図せず動いてしまいやすい |
Rasical Chairのメリット
ここまで記載したレビューを踏まえて、改めてRasical Chairのメリットをまとめました。
メッシュ素材&独立ランバーサポートの快適な座り心地


Rasical Chair Eliteは絶妙なハリ具合のメッシュ素材と独立したランバーサポートで、無理せずに良い姿勢をキープするサポートをしてくれるのが良い所だと感じました。
ランバーサポートが骨盤を支えてくれるので、気づいたら姿勢が崩れてしまう…という方でも正しい姿勢をキープしやすく、長時間作業しても快適です。
7Dアームレストなど非常に高い調整機能。低身長にも対応


Rasical Chair Eliteは調整機能が非常に高く、対応範囲も広いのが大きなメリットの一つだと感じました。
7Dアームレストや4Dヘッドレストなど目立つ調整機能を筆頭に、座面の前後調整や背もたれの上下調整など、「調整したい所が全て細かく調整できる」ので、自分の体にフィットさせやすいです。
また、最低座面高は44cmと小柄な方でも問題なく使用できるスペック。座面はカーブを描いていて太ももに圧迫感を感じにくいので、実際座った感覚ではもう少し低く感じるくらいです。
アルミフレーム×メッシュのモダンなデザイン


Rasical Chair Eliteはアルミフレームとメッシュを組み合わせたモダンなデザインになっていて、オフィスはもちろん、自宅にもおすすめ。様々な空間に馴染み安いデザインになっています。
フルメッシュで蒸れにくい


Rasical Chair Eliteは背もたれから座面までフルメッシュで構成されているため、夏場に長時間座っても蒸れないのが嬉しいメリットです。
リラックスタイムにも対応するリクライニング機能・フットレスト


4段階、最大130度のリクライニングと格納式のフットレストでリラックスタイムにも対応しています。リクライニングに合わせてアームレストも角度が変わるので、リクライニング中も肘を置けて非常に楽です。
ハンガーとフックが使用可能
Rasical Chairの背面はハンガーとフックがついていて、荷物を置く場所が少なくなりがちなオフィスでの利用にも便利です。もちろん、自宅で日々使うジャケットやリュックを掛けて置く場所としても最適。




組立てが簡単


Rasical Chairはあらかじめ組立て済のパーツが多く、6ステップで簡単に組み立てられるのが嬉しいポイントです。
Rasical Chairのデメリット
次にRasical Chairのデメリットを紹介していきます。
価格がやや高め
Rasical Chairのデメリットとしては、定価約10万円ほどと簡単に決断できる価格ではない部分が挙げられます。
とはいえ、他社のワークチェアと比較してみると、ワークチェアとしては実際は中堅クラスの価格帯で、機能を踏まえると「コスパが良い」と評価できると思います。
チェア | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|
エルゴヒューマン | 約10〜15万円 | 高機能チェアの定番の一つ |
オカムラ シルフィー | 約9〜12万円 | 国産大手オフィスチェアの一つ |
ハーマンミラー アーロンチェア | 約20万円〜 | 一番有名なオフィスチェアの一つ |
IKEAやニトリなどで購入できる一般的なチェアは1〜3万円台が多く、それと比較すると一気に高く感じますが、長時間チェアに座る本格的なユーザーであれば、長期的に見ると安い投資になるかもしれません。
特に同価格帯の競合チェアと比べると、調整機能は頭一つ抜けている印象です。
調整機能は意図せず動いてしまいやすい


Rasical Chairの調整機能は細かく簡単に動かせる反面、意図していない時でも動いてしまうのがデメリットと言えるでしょう。
背もたれにがっちりホールドされて座っている時に、勢いよく立ち上がると背もたれの高さが変わってしまったり、アームレストの位置が変わったりしてしまいやすいです。
そのため「決めた位置にがっちり固定しておきたい」という場合には他のチェアを選択肢に入れても良いかもしれません。
Rasical Chairがおすすめな人・おすすめできない人は?
まず結論から言うと、「快適さ・疲れにくさ・調整機能」を重視する、本格的なデスクワーカーやゲーマー、腰痛対策をしたい方に非常におすすめです。
Rasical Chairがおすすめな人はこんな人


Rasical Chair Eliteの特徴を踏まえて、以下のような条件に該当する方に非常におすすめです。
- 長時間のデスクワークや在宅勤務を快適にこなしたい人
- 自分の体格に合わせて、細かく椅子を調整したい人
- 映画鑑賞やゲームなど、デスクでのリラックスタイムも楽しみたい人
- 椅子の機能性だけでなく、デザインやインテリアにもこだわりたい人
調整機能に非常に優れているRasical Chairは、長く座るデスクワーカーの方に最適。自分にあった調整をすることで長時間座っていても疲れにくく、作業が快適に進められます。
また、リクライニング機能やアームレストといったリラックスタイム向けの機能も充実しているため、デスクで映画鑑賞やゲームをする方にも非常におすすめです。
デザインの面でもメッシュ×アルミフレームのお洒落なデザインになっており、インテリアに拘っている方もこのチェアを選択肢に入れて良いでしょう。
Rasical Chairかおすすめできないのはこんな人


Rasical Chair Eliteがおすすめできない方は以下に該当する方です。
- 椅子にあまりこだわりがなく、最低限座れればOKという人
- できるだけ安価なチェアを探している人
- 1つの姿勢でがっちり固定したまま使いたい人
Rasical Chairの定価は約10万円と、気軽に購入できる価格帯ではないため、椅子にあまり拘りがない方や、安価なチェアを探している方は他のチェアを検討した方が良いでしょう。
また、デメリットに記載した通り意図せず調整機能が動いてしまう時があるため、決めた角度にがっちり固定しておきたい場合には向きません。
Rasical Chairと前作GrowSpicaを比較。買い替えはアリ?
ここからはRasical Chairと前作GrowSpicaを比較してみます。
結論を先に出すと、前作から買い替える価値は十分あるように感じました。
特にGrowSpicaの座り心地が固すぎると感じている方や、アームレストの調整幅に不足を感じている方にはおすすめです。
まずは大きな違いを一覧でチェック


「Rasical Chair Elite」と前作である「GrowSpica Elite」を比較すると、大きく以下のような違いがあります。
Rasical Char Elite | GrowSpica Elite | |
---|---|---|
カラー | ブラック / ホワイトグレー | ブラック / ホワイト / ホワイト |
ヘッドレスト | 4Dヘッドレスト | 上下・角度 |
アームレスト | 7Dヘッドレスト | 角度・左右・前後スライド・高さ |
ヘッドレスト高さ調整 | ラチェット式調整機構 | 標準高さ調整機構 |
フック | 背面フック | フックなし |
メッシュ素材 | プレミアムフィットメッシュ | 高弾性メッシュ |
可動部耐久性 | 設計の見直しにより更に耐久性アップ | 耐久性問題なし |
根本的な方向性は変わらないまま、調整機能や座り心地が進化し、前作で固すぎて使えなかった「ヘッドレスト高さ調整」といった細かな問題点も解消されました。
実物でヘッドレストを比較
ヘッドレストの可動域の進化と共に、前作で課題だった固すぎる上下調整も改善


前作GrowSpica Eliteのヘッドレストは「上下・角度」調整のみでしたが、Rasical Chair Eliteでは「4Dヘッドレスト」に変更になり、前後の調整も可能になりました。
前作GrowSpica Eliteのヘッドレストはかなり固く、組立て時や上下移動時に固すぎてほぼ調整が困難な状態で、GrowSpica Eliteでよく言われる難点の一つでした。この点もRasical Chair Eliteでは改善されています。
実物でアームレストを比較
7Dでほぼ自由自在になったアームレスト


前作GrowSpica Eliteのアームレストは「角度や前後左右、高さの変更」ができる高機能なアームレストでしたが、Rasical Chair Eliteではさらに自由度の高い「7Dアームレスト」になりました。
可動以外にも、肘が当たる部分は丸みを帯びて柔らかい感触にアップデートされています。
実物でメッシュの質感を比較
かなり固めだったメッシュが、柔らかくなりより快適に


前作GrowSpica Eliteの座り心地は好評だったものの、メッシュが固めという評価も多く、一つの課題となっていました。今作のRasical Chair Eliteではメッシュが少し柔らかめに改善されており、より快適な座り心地なっています。
特にランバーサポートが優しくなった印象が強く、リクライニング時の快適性が大幅に向上しています。見た目の印象に関しては、「ブラック」がより濃くなり、以前よりもメリハリのある印象に変わりました。
Rasical Chairの購入方法と試せる場所を解説
Rasical Chairはどこで買える?現在クラウドファンディングを実施中


「Rasical Chair Elite」は現在Makuake(マクアケ)でクラウドファンディング中です。
※プロジェクト終了予定日:2025年08月17日
クラウドファンディングでは40%以上の割引額でRasical Chairを購入できるため大変オトクです。


前作の「GrowSpica」も同様に最初はクラウドファンディングを行った後一般発売されましたが、一般発売時のセールではクラウドファンディング以上の割引はありませんでした。
そのため「Rasical Chair Elite」も同様にクラウドファンディングでの購入が一番おすすめです。



Rasical Chairが自分に合いそうだと感じた方は、是非この機会に購入を検討してみてください!


一部の実店舗でRasical Chairの展示を実施中
Rasical Chair Eliteは現在、全国6店舗で実物の展示を実施中です。
LIVING HOUSE. 幕張店
〒261-8535 千葉県千葉市美浜区豊砂1-1 イオンモール幕張新都心 グランドモール2階
2025年3月15日〜2025年9月15日


LIVING HOUSE イオンモール豊川店
〒442-8550 愛知県豊川市白鳥町兎足1-16 イオンモール豊川 1F
2025年3月15日〜2025年9月15日


LIVING HOUSE なんばパークス店
〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 2F
2025年3月15日〜2025年9月15日


ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町1-1
2025年3月15日〜2025年9月15日


蔦屋家電+
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目14−1 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット 二子玉川 蔦屋家電1F
~7/6より期間限定
LIVING HOUSE. ららぽーと福岡店
〒812-8627 福岡県福岡市博多区那珂6-23-1 ららぽーと福岡2F
2025年3月15日〜2025年9月15日





ちなみに筆者もRasical Chairをご提供いただく前に展示をチェックしていました。実物に座ると自分に合うか判断しやすいので、近くに展示があれば座りに行ってみるのがおすすめです!
ヨドバシAkibaでRasical Chairの展示見てきた、アームレストが回る! pic.twitter.com/r4g1rG7vb7
— あまちゃん🐟 (@am4ch4n) June 15, 2025
Rasical Chairの口コミ・SNSでの評判まとめ
Rasical Chairの展示をチェックしたユーザーの口コミを集めました。
Makuakeで見て気になってたRasical Chair、なんばパークスのとこで試してきたんですけどすごいいい感じでした✨
— なお (@nao_mfmf_afk) July 2, 2025
座面引き出してフットレストこれくらいの位置にしとけば座面がかなり広くなってあぐらかいたりもできそうですし、背もたれもしっかり倒れるのでリラックスできそうでした pic.twitter.com/1TDRyPK9R4
ヨドバシAkibaに展示されてるRasical Chair Eliteを試してみた
— はこぬ (@hakonunn) June 15, 2025
座面の座り心地とアームレストの汎用性がこれまでとは別物かと思えるくらいに良い
アームレストの自由度が極めて高いので肘置きを広くとるのも余裕
メッシュも別モンで座り心地がしっかり改善されてる
出資しといてよかったよ pic.twitter.com/1srerVQVlc
Rasical Chair座ったけどめっちゃ良かったぞ!
— ゴーゴーシンゴ@ガジェットブロガー (@go5shingo) June 15, 2025
座り心地が良くて、メッシュ素材も張り感と弾力があって良かった。
フレームもアルミで見た目の高級感あり。
ヘッドレスト、アームの角度調整も完璧👌
10万円クラスですねこれ。
ラシカル!ラシカル!! https://t.co/urasXoyAIo pic.twitter.com/ZgacZNMmSJ
なんばパークスの方ではゆっくり落ち着いて見れました
— みけ (@mike_snow_rk) July 3, 2025
動く箇所は全部試して、1番リラックスできる感じに調整したりもできたのでRasical Chairに決めます https://t.co/ntHVVMgOnD



展示を試した方には概ね好評の様です!
参考:チェアと一緒に最高のデスクを
Rasicalは現在、カスタマイズ式の昇降デスクRasical Deskを発売中。これからデスクの環境を整えていこうとしている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。


まとめ:Rasical Chair レビュー。自由に調整できて、長時間座っても疲れにくい高機能チェア


今回はRasical Chairシリーズより、Rasical Chair Eliteをレビューしました。
結論、Rasical Chair Eliteは長時間座っても疲れにくい、調整機能が圧倒的に充実した高機能チェアです。


- メッシュ素材&独立ランバーサポートの快適な座り心地
- 7Dアームレストなど非常に高い調整機能。低身長にも対応
- アルミフレーム×メッシュのモダンなデザイン
- フルメッシュで蒸れにくい
- リラックスタイムにも対応するリクライニング機能・フットレスト
- ハンガー付きでジャケットを掛けられる
- 組立てが簡単
- キャスターがスムーズに動く
- ハンガーとフックが使用可能
- 価格がやや高め
- 調整機能は意図せず動いてしまいやすい
価格は少し高めですが、機能を踏まえるとコストパフォーマンスは非常に優れていると言えるでしょう。Rasical Chair Eliteは現在クラウドファンディング中でかなりオトクな価格で購入できるので、本格的なワークチェアを探している方はぜひチェックしてみてください。







