デスクで使っているスピーカーの位置がちょっと低いな…なんて感じたことはありませんか?
今回はデスクトップスピーカーを高い位置に設置できるKanto Audioのスピーカースタンド「SP9」を徹底レビューしていきます。
スピーカーを耳元の高さまで上げてくれるKanto Audio SP9
Kanto Audio SP9はデスクトップスピーカーを耳元の高さまで上げてくれるスピーカースタンドです。

- スピーカーをベストな高さに配置できる
- スピーカーの横の角度を変更することが可能
- 重量があり滑り止めが効いていて安定している
- デスク上の空間を有効活用できる
- 支柱内にケーブルを隠せる
- 大きな揺れに耐えられるかは不明
- インテリアよりは機材といった雰囲気が強くなる
スピーカーの位置が高くなることで、音の聴こえ方が変わりボーカルがクリアになったように感じました。また、重量があり滑り止めが掛かっている為、通常使用での安定感に不安は全くありません。
デスクの上方向の空間を使う為、支柱の前などに別のガジェットを置けるようになります。結果的に空間の有効活用にもつながるアイテムになっています。
一方で、Kanto以外のスピーカーを使用する場合は置いているだけなので巨大地震などがあった際に倒れてしまうリスクは否定できません。また、シンプルなスピーカースタンドと比べると支柱などの剛性感が強調されるため、「機材」のような雰囲気が強くなるように感じました。インテリアにこだわりがある方は注意したいです。
- スピーカーを高い位置に置きたい人
- ガジェットをデスクに沢山置いている人
- インテリア重視より機能性重視のデスクを構築している人
開封と設置
開封

それでは早速Kanto AudioのSP9を開封していきます。写真の外箱そのままで到着。

ダンボールを開封すると更にパッケージが出てきました。パッケージを開封すると、スピーカースタンドのパーツが見えてきます。付属品は以下の通りです。

- 説明書
- スピーカースタンド本体
- トッププレート (8 cm x 12 cm) x 2
- トッププレート (11 cm x 18 cm) x 2
- 固定用ねじ、組立て用レンチ

組立てと設置
説明書に従って組み立てていきます。まずはボトムプレートに支柱を取り付けます。

次に支柱にケーブルを通します。トッププレートを付けた後でも割と簡単に通せますが、このタイミングで通した方が楽です。

次のトッププレートを取り付けます。トッププレートは2種類付属しているので、スピーカーに合っているサイズを選んで取り付けるようです。筆者が使用しているのはAudioengineのHD3。サイズを合わせてみて、今回は11cm x 18cmのトッププレートを選択しました。


最後にスタンドにスピーカーを載せてケーブルを接続すれば完成です。

ちなみにKanto製のスピーカーであれば、スタンドとスピーカーをしっかり固定できるようです。
設置しているスピーカーはこちら:

【レビュー】Kanto Audio SP9 スピーカースタンド
スピーカーの位置が高くなり、音の聴こえ方が変わる

Kanto Audio SP9を導入して最初に感じたのが、「ボーカルがクリアに聴こえるようになった」ということ。
オーディオに関して細かいこだわりがない筆者でも違いが分かったので、置く場所を変えるだけでここまで音の聴こえ方が変わるのかと驚きました。今までもスピーカースタンドは使用していましたが、適切な高さを確保できていなかったのだと思います。
音の聴こえ方の良さについては高さだけでなく、SP9に搭載されているフォームパッドが共振を抑えてくれているといった細かい工夫も影響していそうです。

とにかく「臨場感のある音に変わった!」というのが筆者なりの感想でした。
滑り止めと重量で安定感がある

SP9はトッププレート及びボトムプレートに滑り止めの加工がされており、特にスピーカーを置いているトッププレートについてはちょっとやそっとじゃずれません。
普通に使っていて、ちょっとぶつかってスピーカーを落とすなんてことはあまりなさそうです。
また、スピーカースタンドは単体で重量が約1.5kgほどあり、重さによる安定感も抜群。高さのあるスピーカースタンドのため倒れたりすることが心配でしたが、通常使用であれば問題なさそうな印象です。
ちなみに今回はKanto以外のスピーカースタンドを使用しているためスピーカーをスタンドに固定できていませんが、Kanto製のスピーカーであれば固定する仕組みがあるようです。
意外にも圧迫感がなくデスクを広々と使える

筆者がSP9を導入する際に懸念していたのがデスクに圧迫感が出ることでしたが、圧迫感については特に感じず全く問題ありませんでした。
むしろ、スピーカーを置く位置が上部になったことによって、スピーカーの前部分にガジェットが配置できるようになり、デスクが広々したというのが実際の感想です。

筆者は基本的にスピーカーの前に別のモノを置きたくなかったので、スピーカーのせいでガジェットの配置に制限が出来てしまっていたというのが本音。このスピーカースタンドでスピーカーの位置が高くなったことで、ガジェットの配置に自由度が出てバランスも良くなったように感じます。
デスク上にガジェットを沢山置く方にはとてもおすすめです
インテリアよりは機材といった雰囲気が強くなる

圧迫感については問題ありませんでしたが、支柱が増える分、インテリアよりも機材といった印象が強くなります。柔らかい雰囲気でデスクを統一していきたいと考えている場合は、設置して問題ないかよく検討が必要かもしれません。
個人的には32インチの4Kモニターに変えてから「スピーカーの位置が低くてバランスが悪い」ところが気になっていたり、「木目が多すぎてブラックが少ない」といった視覚的な問題点が解決できたので満足しています。
まとめ:スピーカーを耳元の高さまで上げてくれるKanto Audio SP9

今回はKanto Audioのスピーカースタンド「SP9」をレビューしました。
- スピーカーをベストな高さに配置できる
- スピーカーの横の角度を変更することが可能
- 重量があり滑り止めが効いていて安定している
- デスク上の空間を有効活用できる
- 支柱内にケーブルを隠せる
- 大きな揺れに耐えられるかは不明
- インテリアよりは機材といった雰囲気が強くなる
結論、スピーカーの位置が高くなることで音に臨場感が出て、デスク空間を有効活用にも繋がるスピーカースタンドでした。
インテリアに拘りたいユーザーの導入は検討が必要ですが、筆者の環境では導入して大正解でした。
- スピーカーを高い位置に置きたい人
- ガジェットをデスクに沢山置いている人
- インテリア重視より機能性重視のデスクを構築している人
設置しているスピーカーはこちら:
