Rasicalの人間工学に基づいて作られたワークチェア「GrowSpica Elite」。数十万ほどする高級ワークチェアに劣らぬ機能性を持ちながら10万以下で購入できるチェアとして人気があり、SNSでもよく見かけるモデルです。
筆者も元々気になっていたチェアで、検討中の方も多いはず。
- GrowSpica BaseとPro、Eliteの違いは何?
- GrowSpica Eliteを選ぶメリットとデメリットは?
- GrowSpica Eliteを安く買う方法は?
などなど、実際にGrowSpica Eliteを使用している様子を交えながら詳しくご紹介します。
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正しい姿勢とリラックスタイムの両方をこなせる高機能チェア「GrowSpica Elite」

高機能チェアとしては比較的「安価」と言えるGrowSpica Elite。製品スペックを見ると高額チェアに劣らぬ機能性ですが、実際の品質や座り心地が気になる所ですよね。
結論としては、仕事中は良い姿勢でしっかり集中しつつ、そのままリラックスタイムでも使えるチェアになっています。
良い所 | 気になる所 |
---|---|
シルバーフレームにフルメッシュで、高級感と柔らかみのあるデザイン 自然と正しい姿勢を保てる座面と背もたれ 調整できる箇所、可動範囲が広い リラックスタイムもしっかりとカバーしてくれるリクライニング機能とフットレスト | ヘッドレストの調整機能は固い 「アームレスト」「背もたれ」調整機能は全体的にゆるめで意図せず動きやすい |
精密なメッシュとブラックのパーツに、シルバーのフレームが映える見た目で、デスクに導入すると空間が締まるデザインになっています。
肝心の座り心地は非常に良く、傾斜のついた座面とがっちりしたランバーサポートで骨盤が立ち、自然と正しい姿勢をキープできるため、長時間座っても疲れにくいです。それでいてリクライニング機能とフットレストがあり、仕事終わりや合間にゆったりとリラックスできるメリハリが効いたチェアになっています。
調整機能が非常に豊富で調整域が広く、身長が低い方にもしっかり対応しています。調整機能では一部のパーツが固かい/動きやすいといった惜しいポイントはあるものの、総合的に見て大きな不満のない、非常に完成度の高いワークチェアと言えるでしょう。
- 仕事や作業に集中できるチェアが10万以下で欲しい方
- 映画やゲームといったリラックスタイムもチェアで過ごしたい方
- 座面が高い椅子が合わず、低めに設定できるワークチェアを探している方
GrowSpica Eliteの主な仕様と特徴
今回レビューする「GrowSpica Elite」の主な特徴は以下の通りです。
前後可動式のランバーサポートで正しい姿勢が取れる
GrowSpica Eliteの背もたれで特徴的なパーツが、独立したランバーサポートです。なんとこのランバーサポートは前後の調整が可能です。※ランバーサポートを含んだ背もたれ自体の上下調整も可能
ランバーサポートを適切な位置に調整することで背骨がしっかりとカーブを描き、骨盤が立ちやすくなっています。結果的に正しい姿勢が取りやすく、長時間座っても疲れにくいチェアになっています。
レバー1本で前後・上下・リクライニング操作ができる

「GrowSpica Elite」で最も特徴的と言えるレバー操作。なんと1本のレバーで以下の操作が可能です。
- 座面の前後調整
- 座面の上下調整
- リクライニング操作
一つのレバーで複数個所の調節が簡単にできるため操作がしやすく、見た目も余計なパーツが減っている分スマートになっています。
ベッドがなくても息抜きできる
前述した通り「GrowSpica Elite」は正しい姿勢での作業に向いているチェアではありますが、リクライニング機能とフットレストを使用することでゆったりとリラックスすることも可能。
軽い後傾姿勢でのゲームや、ゆったりと背中を背もたれに預けて本を読むといった、仕事以外のプライベートな時間にも使えるチェアになっています。
【比較】GrowSpica Basic、Pro、Elite各グレードの違い

GrowSpicaには3つのグレードがあり、今回紹介するEliteの他にProとBaseがあります。
今回レビューするグレードは最上位のEliteですが、各グレードの違いをまとめました。
GrowSpica | Base | Pro | Elite |
---|---|---|---|
カラー | ライトグレー ブラック | ホワイト ブラック | ホワイト ピュアホワイト ブラック |
座面の高さ | 44~55.2cm | 46.5~58cm | 44~55.5cm |
1レバー操作 | 未対応 | 対応 | 対応 |
キャスター | 60mm | 65mm | 65mm |
メッシュ | 中国製 | 韓国製 | 韓国製 |
アームレスト背もたれ連動 | 未対応 | 未対応 | 対応 |
フレーム素材 | ナイロン | ナイロン | アルミ合金 |
フットレスト | オプション | あり | あり |
リクライニング調節 | 3段階 | 4段階 | 4段階 |
重量 | 19.2kg | 22.00kg | 23.58kg |
定価 | 54,800円 | 89,800円 | 99,800円 |
Base はEliteと比べると…
- 1レバー操作に非対応
- フットレストがついていない
- 価格は4.5万ほど安い
Pro はEliteと比べると…
- フレームがナイロンで剛性が低い
- 背もたれを倒した時に、アームレストが連動しない
- 価格は1万円ほど安い
ということで安さを求めた場合はBaseがおすすめですが、機能性を求めた場合にEliteとProで迷うのではないでしょうか。

1万円の差額なら、Eliteがおすすめです!
Proに比べてEliteはフレームがアルミ合金で出来ているため、高級感のある見た目になっています。素材の違いよって
剛性も増しているので安定感がある点も大きな違いの一つです。また、見逃せないのは背もたれとアームレストの連動です。Proは背もたれを倒した時にアームレストがついてこないため、リクライニングしても腕を置く位置が遠くなってしまいます。
総合的に見て、1万円の差額であればEliteを選ぶのがおすすめです。
GrowSpica Eliteの開封と組立て
外箱は大きめ&約30kgの重さ。搬入経路と方法をチェックしておこう


GrowSpica Eliteは「83 x 64 x 53 cm」で届きます。一般的なドアでギリギリ通れるくらいのサイズ感です。重さも「29.58kg」と重量級なので、事前に搬入経路をチェックしておくと安心です。



一人で持ち上げるのは結構厳しいです!
最初からほぼ完成状態で届く、組立て簡単仕様


GrowSpica Eliteの組み立ては全6ステップとかなり少なめ。というかチェア自体はほぼ「キャスターを取り付けて乗せるだけ」で完成します。
チェアの根幹部分はほぼ組立て済で届くため、今まで組立てしたオフィスチェアの中でもトップレベルで楽でした。
ヘッドレストの取り付けは難しいため注意しよう
組立てで唯一難しいのがヘッドレストの取り付け作業です。筆者の場合は説明書を読んだだけではうまくいかず、以下のページで組み立て解説動画を見てやっと要領が掴めました。


レビューでもよく書かれているポイントのようなので、力任せに作業しないように気を付けましょう。
梱包が丁寧な分、ダンボールは多く出る


Rasicalのチェアは先に書いた通り、ほぼチェアが組立て済で届きます。チェアの形に合わせてかなり丁寧に梱包してあるのが非常に好印象です。
一方で、組立て後に大量の梱包材が出るので、事前にゴミ袋を用意して、ゴミやダンボールをまとめながら作業するのがおすすめです。
【レビュー】GrowSpica Elite


それでは早速、GrowSpica Eliteを実際に2週間ほど使用した感想をレビューしていきます。
シルバーフレームにフルメッシュで、高級感のあるデザイン
シルバーフレームが特徴的なGrowSpica Elite


GrowSpicaはグレードが3つありますが、今回レビューするEliteは唯一フレームの素材が「アルミ合金」になっていて、光沢感のあるシルバーが特徴的です。
このシルバーフレームが非常に高級感があり、良いアクセントになっていて格好良いです。有名なアーロンチェアではフレーム素材でアルミを選択すると5万近く価格が上昇しますが、「GrowSpica」の場合はProとの差額1万円でアルミ素材をチョイスできるのが非常に嬉しいポイントだと感じました。
ちなみにこのアルミ、指紋が付きやすいのでそこがデメリットになりますが、実はレバーやアームレストの内側など普段触れる部分にはアルミが採用されていません。




アームレストは外側のみアルミになっていて、実用性と見た目どちらも非常によく考えられてデザインされている製品になっています。


フルメッシュ素材で快適な印象を与える座面と背もたれ


GrowSpicaは座面・背もたれ共にメッシュで出来ている、いわゆるフルメッシュチェア。
フルメッシュと言ってもメッシュの縫い方や素材によって安っぽさが出てしまったりするけれど、GrowSpicaのメッシュはしっかりと均等に縫い目があり、安っぽさを全く感じない質感になっています。


メッシュのカラーはブラックというより若干グレーががっており、いわゆる「グラファイト」っぽい印象。個人的には全体が真っ黒よりもより、各所で多少色の違いがある方がおしゃれに見えるので好きなデザインです。
若干ゲーミングチェアのような雰囲気のある背面


好みが分かれるかも?と筆者が感じたのは背面のデザインです。凹凸感があり、若干ゲーミングチェアのような雰囲気のある造形です。
デスクの雰囲気を邪魔するほど主張があるデザインではないですが、デザインにこだわりがある方は認識しておきましょう。



逆に言うとゲーミングデスクにもよく馴染むと思います!
自然と正しい姿勢を保てる形状はデスクワークにぴったり
GrowSpica Eliteを実際に使っていて感じたのは「自然と良い姿勢が保てる」ってこと。正しい姿勢を保つと長く座っていても疲れにくいので、GrowSpicaはデスクワークにピッタリです。
傾斜のついた、絶妙なハリのある座面


GrowSpica Eliteの座面は写真の通り、傾斜がついています。お尻の部分が下がるようになっているので、座面の置くまでしっかりと腰かけて座ると骨盤が立ちやすくなっています。
そのため最低座面高は44cmですが、実際に座ってみるともう少し低めに感じます。個人的にチェアの最低座面高は42cmまで下がると嬉しいと思っていましたが、GrowSpica Eliteでは表記よりも低く感じたため特に問題ありませんでした。


座面についてはしっかりと反発感のある座り心地で、沈み込みすぎず、良い姿勢の維持も簡単です。GrowSpica Eliteのレビューでは「座面が固い」といった声を見かけましたが、普段メッシュチェアに座っている筆者は特に固いとは感じませんでした。もちろんウレタンと比べると反発が強いので、座り始めに慣れる期間は必要かもしれません。
ちなみにこの座面、かなり広い調整幅で奥行の調整ができるようなっています。奥行浅めが好きな筆者でも問題ありませんでした。


がっちりと腰回りを支えてくれるランバーサポート
GrowSpica Eliteで最も気に入っているのが、がっちりと腰回りをサポートしてくれるランバーサポートです。
座面の奥まで座り、ランバーサポートにしっかりと腰を預けると心地よい反発感があり、自然と背中がS字カーブを描くのが分かります。


GrowSpicaで集中作業をする時は、「背もたれに寄りかかる」というよりも「座面とランバーサポートで正しい姿勢になる」というイメージ。筆者は長年のデスクワークで猫背気味で、一般的なオフィスチェアでこの姿勢を取ろうとするとすぐに疲れてしまいますが、GrowSpicaでは楽に正しい姿勢を維持できるのでとても驚きました。
ちなみにこのランバーサポートを含めた背もたれ全体は「約7cmを14段階」で調整が可能。ランバーサポートの角度は体に合わせて動的に動く作りになっていて、高さを調整すれば快適に座れるようになっています。


更にGrowSpica Eliteは、ランバーサポートを前後に4段階、最大2.5cmほど前に突き出すことが可能。プログラミングやイラストレーションなどで前傾姿勢になる際も、ランバーサポートを調整することで腰への負担を軽減することができます。


作業中は余計に干渉してこないヘッドレストが心地よい
筆者はこれまでヘッドレストがついているチェアは敬遠していました。経験上、ヘッドレストが邪魔になることの方が多かったです。
- ヘッドレストが前に張り出していてむしろ姿勢が悪くなる
- 頭を預けたい時にヘッドレストが変に傾いてしまって全くリラックスできない
GrowSpica Eliteのヘッドレストは、集中作業をしている時には邪魔にならず、背中を預けた時にはしっかり受け止めてくれる心地よいヘッドレストになっていると感じました。




ヘッドレストの角度調整は絶妙な硬さで、軽く触れただけでは動かないものの、体をしっかり預けると丁度良い角度にフィットしてくれるようになっています。
しっかりと手首までカバーしてくれる、自由度の高いアームレスト
GrowSpica Eliteで見逃せないのが、手首までカバーしてくれるアームレストです。アームレストは前後・左右・上下・角度の調整が可能で、非常に自由度が高いです。
筆者は細身のため、アームレストがついていても幅が広すぎて使えない…というチェアが結構あります。正直、今回のGrowSpicaも見た目でそうなってしまうのではないかなと危惧していました。※見た目が似ているErgo Humanのチェアが体に合わなかったため


実際に座ってみると、アームレストの調整幅はかなり広く、高級チェアにも劣らない可動域です。アームレストを後ろの位置に下げるとしっかりとランバーサポート付近の位置まで下がるため、正しい姿勢で背筋を伸ばした時にも肘から手首までをしっかり預けられるようになっています。




このアームレストのおかげで、キーボードやマウス操作を長時間していても疲れにくくなっています。
リラックスタイムをしっかりとカバーしてくれる柔軟性
GrowSpica Eliteは良い姿勢を保てるワークチェアですが、映画やゲームといったリラックスタイムもしっかりとカバーしてくれます。
リクライニング機能とフットレストでゆったりと休憩できる
GrowSpica Eliteは4段階のリクライニング機能があります。操作レバーを手前に引いて体重を掛けることで簡単に倒すことが可能。




このリクライニング機能の優秀な所が、背もたれの角度にちゃんとアームレストがついてくること。
安価なチェアは背もたれだけ傾くチェアも多いですが、それだとリクライニング時に腕が置けず、結局あまりリラックスできないんですよね。
GrowSpica Eliteでは背もたれの角度にアームレストがついてくるので、リクライニングした状態で肘を置いてiPadを支えたり、本を読んだりすることができます。もちろんコントローラーを使ってのゲームも快適です。


更にGrowSpica Eliteにはフットレストがついています。リクライニングとフットレストを併用すると、力を抜いてリラックスした姿勢を取ることが可能です。ベッドがない環境で作業している時に少し横になったりしたい時に、このリクライニングとフットレストの組み合わせが最高です。




足を放り出してリラックスした姿勢で映画も見るなど、フットレストがあるおかげでこの椅子が輝くシチュエーションが増えていると思います。


GrowSpicaは良い姿勢を保てるワークチェアですが、リラックス時間の相棒としてもぴったりです。筆者が別で所持しているアーロンチェアではリラックスは難しいため、GrowSpicaは柔軟性のあるチェアだと感じました。
ヘッドレストの調整機能は固い


GrowSpicaの欠点の一つが、ヘットレストの高さ調整。この高さ調整がかなり固く感じました。
ヘッドレストを動かそうとしても背もたれ側が動いてしまうので、背もたれを抑えつつヘッドレストを動かすみたいな、ちょっと危ないことをしないとうまく調整できない。
ヘッドレストの高さは頻繁に変更するものではないので、個人的に致命傷ではなかったものの、次のモデルでは改善して欲しいポイントの一つだと感じました。
「アームレストの角度」「背もたれの高さ」の調整機能はゆるめで動きやすく感じた
GrowSpica Eliteのアームレストと背もたれは調整が可能だけど、設定した位置をかっちりとホールド!という感じではなくフレキシブルに動く作りになっています。


アームレストは高さ・前後・左右はしっかりと保持されるので全く問題ないけど、角度については足や机に接触すると変わっちゃうくらいの固さです。正直筆者はそんなに気にならなかったけれど、一部のレビューでは指摘があったので、かっちり設定しておきたい!っていう方は気になるかもしれません。
また、「背もたれの高さ」もかなり動きやすい印象で、腰をしっかり預けて座っていて立ち上がろうとしたら、背もたれも付いてきて一番下の位置になっちゃった、みたいなことがちょくちょくあります。


背もたれは楽に動かせるためすぐに元の位置に戻せ、特にストレスには感じていないけれど、かっちり狙った位置に設定・キープするのは難しい作りだなと思いました。欲を言えば背もたれはロック機能があると嬉しかったですね。
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まとめ:正しい姿勢とリラックスタイムの両方をこなせる高機能チェア「GrowSpica Elite」


GrowSpica Eliteを使った結論としては、仕事や作業は良い姿勢で集中できて、そのままリラックスタイムでも使えるチェアになっています。
良い所 | 気になる所 |
---|---|
シルバーフレームにフルメッシュで、高級感と柔らかみのあるデザイン 自然と正しい姿勢を保てる座面と背もたれ 調整できる箇所、可動範囲が広い リラックスタイムもしっかりとカバーしてくれるリクライニング機能とフットレスト | ヘッドレストの調整機能は固い 「アームレスト」「背もたれ」調整機能は全体的にゆるめで意図せず動きやすい |
とにかくランバーサポートと座面が優秀で、無理せず良い姿勢を保てるのが嬉しいポイント。調整機能が豊富で調整の範囲も広いので、低身長の方にもしっかり対応してくれます。
リクライニング機能とフットレストを使えば、ゲームや映画といったリラックスタイムもこなしてくれる万能なチェアです。調整機能では一部のパーツが固かい/動きやすいといった惜しいポイントはあるものの、総合的に見て大きな不満のない、非常に完成度の高いワークチェアでした。
\これから仕事環境の構築をお考えなら、一緒にRasical Deskもおすすめ/

