少し前の話ですが、基本情報も合格していなかった私が応用情報技術者試験に一発合格しました。
結論、応用情報技術者試験は午後のアルゴリズムを避けられるので、アルゴリズムがニガテな方やそもそも文系の方はいきなり応用情報を受けるのもアリだと思います。
なぜ基本情報を飛ばして応用情報を受ける事にしたのか、どのように勉強したのかなど、同じような状況の方の参考になればと思い記事にします。
なぜ基本情報を飛ばして応用情報を受験したのか
そもそもですが、私は実は学生時代に基本情報に2回落ちています。その後就職して数年間情報試験は受けていなかった状況です。
私が基本情報を飛ばして応用情報を受けた理由は以下の通りです。
- 応用情報技術者試験は午後のアルゴリズムを避けられる
- 半年に一度しか受けられないのでより上位の資格を取り自分の価値を上げたかった
- 実務経験を数年積んでいたので自信があった
今ならいけるだろ、と結構気軽に応用を受けることにしましたが、結果的に正解でした
応用情報技術者試験は午後のアルゴリズムを避けられる
正直な所これが一番大きいです。
応用情報の午後は選択制で、アルゴリズム系、ストラテジ系、マネジメント系の10問から4問を選択して解く形式です。
この内、ストラテジ系・マネジメント系は、情報系の単語や知識がある前提の国語の問題に近いです。
私の場合は基本情報の午後で必須になっているアルゴリズム系が苦手で、応用情報のストラテジ系・マネジメント系の問題の方が得意ではないかと感じたので応用情報を受けることにしました。
私のようにアルゴリズム系が苦手な方やそもそも文系という方は、「基本情報を持っていなくても応用情報を受ける」という選択はアリだと思います。
暗記は得意だけどアルゴリズムがどうしても・・・
基本情報なしで応用情報に合格した勉強法
ここからは私が実際にした勉強方法を紹介します。皆こんな感じになるんじゃないかな。
午前対策
午前の対策は基本的に過去問の繰り返しです。過去問で問題範囲が全てカバー出来る上、毎年過去問と全く同じ問題が何問か出ます。
勉強の仕方はAP過去問道場というサイトで過去問をひたすら反復して覚える。正答率100%を目指して繰り返すのみです。スマホアプリも出ているので、スキマ時間をうまく使うと良いです。
過去問において分からない単語やキーワードが出てきたら詳細を調べて理解すること。しっかり理解しておかないと、結局午後の問題が解けません。僕の場合はネットで調べる+本を使ってました。検索してもやっぱり分からないものはあったので、そんな時にこの本が分かり易くて良かった。
僕はこの過去問反復を電車移動とか、仕事の休憩時間とかのスキマ時間に繰り返してました。
この午前の勉強を反復する過程で、自分の得意な分野と苦手な分野の傾向を把握しておくことも大事。午後の選択問題で何を選んでいくべきかの指標になります。
僕の場合はやっぱり暗記系はで大丈夫だったけど、テクノロジ系の「アルゴリズムとプログラミング」とかは苦手だったので、思い切って捨てました。得意な分野で確実に点数が取れる自信があれば思い切って苦手な分野を捨ててしまうのもアリです。
ちなみにニガテ分野は捨てたは捨てたけど、問題の反復自体はしていました。「問題文と答えを覚える」という荒業で本試験でも何問か正解しました(笑)
午後対策
午前の正答率がある程度高くなって自信がついたらいよいよ午後の勉強に入ります。
午後の問題は午前で出る問題の知識を前提としています。その為、午前で点数が取れていない段階で午後の問題を解いても、貴重な過去問を無意味に消化することになってしまうので注意。
午後問題の勉強も基本的に過去問を解くことになります。
本試験で選択する分野を選ぶために、まずは一通り全分野の過去問を1問解いてみるのがおすすめ。午前での得意・苦手の傾向を踏まえた上で、午後問の全分野に一度触れてみる。そして改めて自分の得意分野を把握する。
本試験では4問の選択制ですが、だからといって4分野に絞り切ってしまうと本番で選んだ分野に難しい問題が出た場合避けられなくなるので、5~6分野は対策しておいて、本番で簡単な問題を柔軟に選べるようにするのが良いです。
ちなみに私は下記に絞ってました。
- 情報セキュリティ
- ストラテジ
- 情報システム開発
- ITサービスマネジメント
- システム監査
- データベース
午前の知識を暗記して国語問題に挑みたい人は似たような感じになると思います!
分野が絞れたら、後は模擬試験→答え合わせをして知識の穴埋めと実践形式の経験を積むのみ。午後と並行して午前の問題も引き続きスキマ時間で対策するとなおよし。
午後の勉強にあたっては、この本が大変役に立ちました。分野ごとの過去問で解くべき問題を抜粋してくれていている上に、巻末には模擬試験がついています。
基本情報なしで応用情報一発合格した勉強時間と合格点
勉強時間
私の場合はこれまで説明した勉強方法をで、結果的に3ヵ月トータル104時間勉強しました。内訳は大体1か月が午前の勉強、残りの2か月は午後の勉強+スキマ時間で午前の勉強。午後の模試についてはまとまった時間が必要になるから、がっつり模試形式でやれたのは2回か3回くらいだったと思います。
勉強時間を日々記録するのもモチベーション維持におすすめです
試験当日と試験結果
肝心の試験本番、午前は過去問反復の成果か見たことあった過去問もちらほら。「これ…ゼミで解いた問題だ!」状態になりながら、ほぼ心配ない状態で午後に。
午後問題はやっぱり本番では少し焦ったけど、模擬試験のお陰で最初に冷静に解くべき問題を見極めることが出来ました。ちなみに本番は下記を選択しました。
- 情報セキュリティ
- 情報システム開発
- ITサービスマネジメント
- システム監査
- データベース
そして2か月後、基本情報なしのまま応用情報一発合格!
受験から合格発表まで2ヵ月間ドキドキでしたが、この瞬間は本当に嬉しかった!
まとめ:基本情報無しで応用情報を受けるのはアリ
結論、応用情報技術者試験は午後のアルゴリズムを避けられるので、アルゴリズムがニガテな方やそもそも文系の方はいきなり応用情報を受けるのもアリ。
午前の問題をしっかり反復で暗記、午後は自分の得意分野を把握して、模擬試験で対策を行えば十分合格できます。
勉強は基本的には暗記反復+本で知識を固めてあげる形。本は下記が分かりやすく、使いやすくておすすめです。どちらも有名な鉄板本ですが。
これから受験する方の参考になれば幸いです!