予算1万円前後でマイクを探していたところ、FIFINEのT669が良さそうだったので購入しました。なんとアーム・ポップガード・ショックマウントまで付属して1万円を切る驚きの価格。
私はFIFINEというメーカーを知らなかったので、検索するとそれなりにレビュー記事が出てきたり、Amazonでも評価が高く、結構人気があるようです。少なくともAmazonでちょくちょくある安かろう悪かろうな粗悪品を作っているメーカーではなさそう。
FIFINEは結構な種類のマイクを発売していますが、私は各モデルの特徴を踏まえてT669にしました。購入を検討する際にFIFINEの人気商品(K669B/T669/K670/A6T)の比較も行ったので、まずはそちらから紹介できればと思います。
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比較:人気モデル(K669B / T669 / K670 / A6T)の違い
FIFINEのマイクは何種類も発売されていて、それぞれの違いがかなり分かりづらいのが現状。FIFINEの中でも人気のあるマイクをそれぞれ比較して、違いを確認しましょう。
各モデルのポイントになりそうな部分は赤くしています。
K669B | T669 | K670 | A6T | |
価格 (執筆時点のAmazon価格) | \4,599 | \7,599 | \5,899 | \8,399 |
アーム/ポップガードの付属 | × | 〇 | × | 〇 |
スタンド | 折り畳みスタンド | × | 高さ調節スタンド | × |
ミュートボタン | × | × | × | 〇 |
音量設定ダイアログ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
LEDインジケータ | × | × | 〇 | × |
RGBライティング | × | × | × | 〇 |
モニタリング用ヘッドフォンジャック * 自分の音声を確認できる | × | × | 〇 | × |
ケーブルの着脱 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
マイク本体サイズ | 120mm * 48mm | 120mm * 48mm | 130mm * 48mm | データ無し |
音質 | 低音と広域に強い | 低音と広域に強い | 中間の音域に強い | 高音域と中音域に強い |
推奨用途 | ポッドキャスト/ゲーミング | ストリーム/ポッドキャスト | ナレーション/ボーカル | ゲーミング |
この表から各モデルの特徴をまとめると以下の通りになります。
- アーム付でゲーミング向け→A6T
- アーム付で通話や配信向け→T669
- スタンド型でナレーションやボーカル向け→K670
- スタンド型で通話や配信向け→K669B
私はアーム付のA6TとT669で迷いましたが、リモートワークでの通話用途がメインだったのと、ミュートボタンは特にいらなかったのでT669を選びました。
とはいえ、ゲーミング用途で光っているデザインのマイクをお探しならA6Tもおすすめです。どちらを選んでも同等機能が付いている他メーカーのマイクと比べると安く、コストパフォーマンス抜群なのは間違いありません。
スタンド型の場合はK669BとK670が候補になりますが、個人的にはLEDインジケータがついているK670がおすすめ。LEDインジケータは声の大きさに合わせてマイクのLEDが光る為、声を拾っているかどうかが分かりやすいですし、デザイン的にも良いアクセントになります。K669Bは安価で悪い製品ではないですが、他モデルと比べると少し平凡で、折り畳みのスタンドは折りたたむタイミングがあまりないと思います。
・・・とはいえスタンド型はアームを使った場合と比べて圧倒的にキーボードの入力音などのノイズを拾ってしまうので、個人的にはやはりT669かA6Tが良いと思います。
FIFINE T669 レビュー
必要なものが全てセットになっていてコストパフォーマンス抜群
T669はマイク本体とUSBケーブルの他、アーム/マイクスポンジ/ポップガード/ショックマウントがついています。マイクのみでもおかしくない価格設定なのでお得感がかなり強いです。
アームはブラックのメタル素材で出来ていて安っぽさがなく、可動域も十分です。アーム各部しっかり動かしつつ止めたい所で止められるので、質が悪いアームによくありがちな「実質固定用」ということもありません。使う時に前に出して、使わないときは引っ込めておくといった運用が問題なく可能。
アームは下半部、上半分共に約35cmです。そこまで長さがないため、ディスプレイをまたいで上からマイクを正面に持っていくようなセッティングは難しいと思います。また、取り付け部分の奥行が約5cmあるので、取り付け面のデスクと壁に約5cmほどの余白が必要になります。この点はもう少し薄いと嬉しかったですね。
ポップガードとマイクスポンジは使えるモノでしたが、私は使っていません。ポップガードは重く、アームに取り付けると全体が少し不安定になる印象です。また、マイクスポンジについては見た目が悪くなるので付けていません。念のため参考に取り付け時の写真を掲載しておきます。
その他、マイクのケーブルが着脱式で、長さが2.5mと長めに取られているのは嬉しいポイント。デスクとPC本体の距離があっても余裕ですし、私の場合は昇降式デスクを使っていますが、スタンディング状態でも問題ない長さでした。
無駄のないシンプルなデザイン
マイクは全体がブラック基調のシンプルで良いデザインになっていると思います。マイク本体とアームはメタル素材で、価格以上の高級感を感じます。ショックマウントとポップガードはプラスチックなのでメタル素材より少しチームですが、気にならないレベルです。
個人的にはRGBの装飾が無い所が気に入っています。ゲーミングマイクのようなRGBで光るデザインもそれっぽくていいけど、自分の机には合わせるには少し違った。
強いて言えばK670ようにLEDインジゲータが付いていると尚良かったなと思いました。
通常使用には十分な音質
肝心のマイクの品質ですが、1万円以下のマイクとしては音質が良いです。少なくともテレワークで使ったり、ゲームで使ったりするには十分だと思います。1万円以上出すと割と本格的なマイクを購入することはできますが、それをPCで使うのにアームやオーディオインターフェイスが必要となり、結局プラスで数万かかってしまいます。それを考えると音質に拘りたいユーザでなければ十分です。
音質についてはYoutubeなどでレビューしている方の動画を参照すると分かりやすいですが、声に少しのホワイトノイズは乗るけど、通常用途なら全く気にならないレベルです。エントリーモデルとしては素晴らしいと思います。ただ、配信やYoutubeのナレーションなどで音質を追求したい場合は、ゆくゆくもう少しお値段を張るものを買うことになるかもしれません。
ミュートボタンは無くても特に問題なさそう
運用方法によりますが、ミュートボタンはなくても問題無いと思います。というか自分的にはない方がいいかな・・・。
私はミュートは物理ボタンではなく、アプリ側でする派です。例えばZOOMやMEETでは、ビデオのON /OFFはアプリ側でやるので、マイクのON/OFFも同じくアプリ側で一元管理した方が分かりやすいと考えています。
下手にマイクのON/OFFだけ物理ボタンで管理すると、「アプリでONになっているのに物理ボタンでOFFになっていて相手に話が伝わっていなかった」といった認識違いが起きます。
同じことがボリュームダイアログとミュートボタンでも起きます。「ミュートをしてないはずなのに声が入らないと思ったら、ボリュームダイアログが最小になっていた」とか。
この製品はボリュームダイアログはしっかりついているので丁度よいです。
まとめ
FIFINEのT669は、リモートワークやゲームのボイスチャットといった通常の用途であれば非常にコスパの良い商品でおすすめです。
今回はPCでの使用を想定して記事を書いていますが、各ゲーム機器にも対応しています。気になっている方は是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。